ギックリ腰でこわいのは、繰り返すうちに椎間板の損傷が進み、
椎間板ヘルニアを起こすことです。
そうならないためにも再発予防に努め、日常のささいな動作にも意識して膝を使ってください。
ギックリ腰は、洗顔で洗面台に前かがみになっただけでも起こることがあります。
腰椎の椎間板には、まっすぐ立っているだけで100kgもの圧力が加わっていますが、
20度おじきをすると腰椎は上体を支えるテコの支点となるため、
加わる圧力は150kgに上昇します。
同じ動作でも膝を軽く曲げて行えば、椎間板にかかる圧力の上昇が軽くなるのです。
床に落ちているものを拾う場合も、必ず片膝をついて拾ってから立ち上がるようにします。
重いものならなお さらです。
5kgの米袋を運ぶ場合で考えてみましょう。
しゃがんで片膝をつき、米袋を引き寄せた姿勢から立ち上がったときでも、
腰椎を支点としたテコの原理で、背筋は米袋の重さの5倍の力が要求され、
腰椎への加重は30kgにもなります。
もし膝を伸ばして立ったまま持ち上げると、支点から米袋までの距離は先ほどの3倍になるので、
必要な背筋力も3倍になり、腰椎への加重は80kgにも増大するのです。
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